『ムクの祈り タブレット純自伝』(リトルモア)
を読んだ。
著者のタブレット純は歌謡曲の紹介とかしてる人?くらいの認識しかなかった。なぜ読んだのかというとゲラ(製本前のコピー用紙に印刷されたもの)を貰ったので読んだのです。
哀しみ溢れるつらたん人生なんですが文章にユーモアがあるので可笑しみがあって悲惨な感じがしない。この本で多く語られるマヒナスターズについては名前さえ聞いたことがなかった。Wikipediaで見るとハワイアン、ムード歌謡と書かれていたので自分は掠りもしないほど通ってこなかったジャンル。ほんでSpotifyで数曲聞いてみたら2曲は聞いたことがあった。おそらく日本に住んでいる人なら聞いたことあると思う。愛しちゃったのよ〜はははんはん🎵てやつ
タブレット純が大ファンであるそのマヒナスターズにひょんなことから途中加入することになるというなかなか面白い話なんです。
読み終わった後に教えてもらった豆知識をひとつ。マヒナスターズのメンバーの三原さと志はコーネリアスこと小山田圭吾の父親なんだって。そんでもって僕と誕生日が一緒の7月3日。
読んでて『ネオGS』という言葉が出てきて懐かしい記憶が蘇りました。20代前半ごろギターとドラムの2人バンドを(僕はドラム)組んでいて隔月くらいの頻度で難波ベアーズというライブハウスに出ていました。その時にピンキー青木という人と対バンになり、誰やねんって知り合いに聞いたらネオGSのザ・ファントムギフトってバンドやってた人とのこと。雑誌かなんかでゆらゆら帝国の坂本慎太郎が名前出してたような気がするようなしないような。ほな楽しみ。
そんで当日自分らの出番が終わり客席でピンキー青木をワクワクしながら心待ちにしてたら、、、何曲目か忘れたけどドアーズというかジム・モリソンのバードオブプレイのコピーをしたのでいまだにその時の光景が忘れられずにいて思い出したのだ。なんで衝撃受けるの?と思った人はジム・モリソンのバードオブプレイを是非一度聴いてみてください。この曲をコピーで演るって無意味というか意味わからんと思いません?アカペラやし。しかし僕には、だからこそ一生忘れなれなくなりました。それ以外には何やったのか覚えていない。顔さえ。
最後に豆知識をおひとつ、ジム・モリソンの死んだ日は僕の誕生日と同じ7月3日。ジム・モリソンのように27歳で死ぬロックスターがなぜかたくさんいる。ストーンズのブライアン・ジョーンズも27歳で死んでいてこれまた僕の誕生日のと同じ7月3日。