映画「タネ」のこと2

「タネ」を作ったのは2007年なので8年前だ

もっともっと経ってるように思ったけどそんなもんなんだな

8年前か…

8年…

そんなもんか

いや でも8年だよ

8年…

 

とりあえず8年は置いといて、

「タネ」の前の作品

「僕の心の中には、いつも雨が降っている」を完成させて

ぴあフィルムフェスティバルに応募した

そしたら

「奇をてらっているとしか思えない」って感想が返ってきた

なんだよそれよー真剣につくってんのにそんなこと言うなよなー と思った

 

そんでくやしいしまた三浦君と次のん作ろうぜってなって

「タネ」という映画を作ることになった

この映画はもともと

でっかい植物かなにかのタネを拾ったので

友達をさそって山の頂上に埋めに行く

という話になるはずだったのだが

作っていくうちに変化していって今の「タネ」になった

 

「タネ」は初めて松田君に出演してもらった映画だ

松田君はその後も「僕達は死んでしまった」「ニコトコ島」「コロ石」「石と歌とペタ」「Road Movie」と ほぼ全作品に出演し続けてくれている僕らの味方だ

「タネ」の撮影時は国分の山と奈良の屯鶴峯(どんずるぼう)に何度も来てもらった

でかい黒い箱を僕と三浦君と松田くんの3人で持って歩くカットを いろんな所でたくさん撮った

ただ撮影してる時点ではちゃんとした脚本も無いし

セリフは全部アフレコ(その場で録音せずに後でセリフを録音すること)だし

松田君は撮影時なにをやらされているのかあまり良く分かっていなかったと思う

それでもなんやかんやで最後まで付き合ってくれて この映画ができた

今もちゃんとした脚本がないのは変わらないけど

最初からスッと合わせてくれたのは松田くんの才能だと思う

そんで色々考えて編集して音楽を入れてセリフを入れて歌をうたって

「タネ」が完成した

そんでイメージフォーラム・フェスティバルに応募した

そしたら入選した

嬉しかったなあ

 

タネ

当時の上映会のDM

 

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